散歩に行きたがらない日があるとき
わがままに見えて、理由があることがあります。まず、続いているかどうかを見てください。
いつもは喜んで行くのに、今日は玄関で動かない。
一度なら「そういう日もある」で済みます。問題は、それが続いたときです。
まず、一日だけか、続いているか
これが分かれ目です。
一日だけなら、たいていは気分、天気、直前の出来事です。無理に行かなくて構いません。
続いているなら、それは変化です。そして続いているかどうかは、記録がないと分かりません。
「最近行きたがらない気がする」では、いつからかが言えません。
体の理由
いちばん最初に疑うべきなのが、これです。
- 足や腰が痛い。歩き始めは大丈夫でも、途中でつらくなる
- 肉球が荒れている、爪が伸びすぎている
- どこかに炎症がある
- 体調が悪い(食欲や排泄も見てください)
痛みは、外から見えません。そして犬は、痛くても歩こうとします。歩かないほうが、はっきりしたサインかもしれません。
一緒に見るところ
- 歩き方が変わっていないか
- 触ると嫌がる場所があるか
- 立ち上がるのに時間がかかるか
- 食欲、睡眠はどうか
気候の理由
- 地面が熱い(夏は気温より地面)
- 寒い(小型犬、短毛、シニアは特に)
- 雨、風、雷
- 雨のあとの湿気
うちのチワワは、5度を下回ると明らかに嫌がりました。これは体の問題ではなく、単に寒かった。
怖い体験の理由
見落とされやすいのがこれです。
- どこかで大きな音がした(工事、車のクラクション、花火)
- 他の犬に吠えられた、追われた
- 人に驚かされた
- 特定の場所を避けようとする
「特定の方向にだけ行きたがらない」なら、ほぼ確実にこれです。
コースを変えるだけで解決することがあります。無理に通ろうとすると、散歩そのものが嫌いになります。
加齢の理由
シニアになると、単純に体力が落ちます。
ただし、「歳だから」で止めないでください。
- 関節の痛み
- 目が見えにくい(段差が怖い)
- 耳が聞こえにくい(後ろからの物音に驚く)
- 体温調節が弱くなっている
このうち、手当てできるものが混じっていることがあります。
行かない日があっていい
前提として、行きたがらない日に無理に行く必要はありません。
- 引っ張って連れ出さない
- 抱っこで外に出るだけでもいい
- 玄関の外で、においを嗅ぐだけでもいい
「外に出た」という事実に意味があります。歩くことだけが散歩ではありません。
行かなくなると、さらに行けなくなる
一方で、行かない日が続くと、筋肉が落ちます。そしてさらに歩けなくなる。
だから、短くても、回数だけは保つほうがいい。
- 1回30分 → 10分を2回
- 歩かないなら、抱っこで外の空気に当てるだけ
記録が、区別をつける
最後に、いちばん伝えたいことを。
「気分」と「変化」を分けられるのは、記録だけです。
- 月に1〜2回、たまに行きたがらない → 気分
- 2週間のうち8日、行きたがらない → 変化
そして、去年の同じ時期と比べられると、季節なのかも分かります。
「今日は行きたがらなかった」の一行を残しておく。それが数回並んだときに、はじめて相談すべきかどうかが判断できます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はひとこと日記に「散歩を嫌がった」と残せます。一日だけなのか、続いているのか。並べたときにはじめて分かります。