Wandary
シニア

歩けなくなる前に、散歩を変えておく

距離を短くするのは負けではありません。行かなくなることのほうが、失うものが大きい。

シニアになると、散歩が変わります。

そして多くの家で、「行きたがらないから、行かない」という形に落ち着いていきます。これがいちばん、もったいない。

行かなくなると、さらに歩けなくなる

歩かないと筋肉が落ちます。筋肉が落ちると、さらに歩けなくなる。この循環に入ると、戻すのが難しくなります。

そして散歩は、運動だけのものではありません。

歩く距離が短くなっても、外に出る意味はほとんど減りません。

変えるのは、距離ではなく形

うちがやったのは、こういう変更でした。

「歩かせる」から「連れ出す」に切り替える。これで、最後まで外に出られました。

抱っこで連れ出すのは、立派な散歩です

これは強くお伝えしたいところです。

歩けなくなっても、外の空気とにおいは届きます。カートでも、抱っこでも、いい。

うちの1匹目は、最後の数か月は歩けませんでした。それでも毎日、抱いて家のまわりを一周していました。あきらかに、その時間だけ表情が違いました。

滑らない床が、いちばん効く

散歩の話をしていますが、家の中の床のほうが、足腰に効いてきます。

フローリングで滑ると、そのたびに踏ん張ります。シニアの足腰には、これがかなりの負担になります。

うちは廊下とリビングにマットを敷いただけで、歩き方が変わりました。散歩の工夫より、こちらのほうが先かもしれません。

夏と冬は、別のものとして考える

シニアは暑さと寒さにどちらも弱くなります。

季節で短くなるのは自然です。問題は、それが季節なのか、体力なのかが分からなくなることです。

去年の同じ月と、比べる

これがこの記事でいちばん伝えたいことです。

先月と比べても、季節が混ざって分かりません。比べるべきは去年の同じ月です。

この差が見えたら、それは季節ではありません。そして、それは相談する材料になります。

記録がないと、毎年「今年は寒いからね」で終わります。

歩き方の変化は、動画で

距離より先に、歩き方が変わることがあります。

言葉にしにくいので、10秒撮っておいてください。診察室では、たいてい元気に歩きます。

行きたがらない日は、休んでいい

最後に。

行きたがらない日に、無理に行く必要はありません。痛みがあるかもしれないし、単に気分かもしれない。

ただ、行きたがらない日が続いているなら、それは記録すべきことです。

「今日は行きたがらなかった」の一行が、2週間並んだとき。それは気分ではなく、変化です。

ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。

文 · Wandary編集部 チワワと20年、4匹と暮らしてきました。獣医師ではありません。このページは飼い主としての経験と、一般に知られている情報をもとに書いています。
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