散歩の長さは、犬種ではなくその子で決める
「小型犬は30分」のような目安はありますが、同じ犬種でも必要な量はまったく違います。
「うちの子には、どのくらい散歩が必要ですか」
調べると、犬種ごとの目安が出てきます。小型犬は1日30分、大型犬は1時間以上といった形です。
目安としては使えますが、それだけでは決まりません。うちはチワワが4匹いましたが、必要な量が1匹ずつ違いました。
足りているかは、犬が教えてくれる
時間を決める前に、その子の反応を見てください。
足りていないときのサイン
- 帰ってからも落ち着かない、走り回る
- 家の中でいたずらが増える
- 要求で吠える
- 夜、なかなか寝ない
多すぎるときのサイン
- 帰ってすぐ、動けないほど寝込む
- 後半で立ち止まる、歩かなくなる
- 翌日、行きたがらない
- 足を引きずる
「翌日、行きたがるかどうか」が、いちばん分かりやすい指標でした。
長さより、回数
同じ1時間でも、1回で1時間と30分を2回では、意味が違います。
- 回数が多いほうが、排泄のリズムが安定する
- 1回が短いほうが、体への負担が少ない
- 外に出る回数そのものが、気分転換になる
とくにシニアと子犬は、短く分けるほうが合います。
においを嗅ぐ時間を、削らない
これは大事なところです。
散歩は運動だけのものではありません。においを嗅ぐことは、犬にとって情報収集で、頭をかなり使います。
- 嗅いでいるあいだは、引っ張らずに待つ
- 距離を稼ぐことを目的にしない
- 同じコースでも、においは毎日違います
距離が短くても、嗅ぐ時間が十分なら、満足度は高くなります。うちのシニアは、最後のころ「ほとんど歩かず、ずっと嗅いでいる散歩」でしたが、明らかに楽しそうでした。
成長期は、控えめに
子犬の時期は、やりすぎに注意と言われます。
「月齢×5分」という目安がよく使われますが、これも目安です。大事なのは、
- 関節に負担をかけない
- 疲れすぎていないか
- 長く歩かせるより、回数を増やす
とくに大型犬は、成長期の運動量について先生に聞いておく価値があります。
季節で、変わって当然
夏は短く、冬も短く。これは自然なことです。
問題は、それが季節なのか、体力なのかが分からなくなることです。
去年の同じ月と比べられれば、区別がつきます。先月と比べても、季節が混ざって分かりません。
コースを、たまに変える
毎日同じコースは、続けやすい一方で、刺激が減ります。
- 週に1回だけ、別の道に行く
- 車で少し離れた公園へ
- 土や草の上を歩く(アスファルトばかりだと、肉球と関節に響きます)
ただし、怖がりの子は同じコースのほうが落ち着きます。ここもその子によります。
記録すると、ちょうどいい量が見える
最後に。
時間と元気度を、一緒に残してください。
- 30分・いつも通り
- 45分・帰ってすぐ寝込んだ
- 20分・帰っても元気が余っていた
これが数週間並ぶと、その子にちょうどいい量が見えてきます。
一般論の「小型犬は30分」ではなく、うちの子の答えが出ます。そしてそれは、年齢とともに変わっていきます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は散歩の時間と元気度をワンタップで残せます。並べて見ると、どのくらいが合っているのかが数週間で見えてきます。