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くらし

散歩は時間ではなく、地面の温度で決める

気温28度の日、アスファルトは50度を超えます。犬の顔の高さは、人の顔の高さより暑い。

「夕方になったから、もう大丈夫だろう」。これでやけどをさせたことがあります。

うちの2匹目が、散歩から帰ったあとにやたら足を舐めていて、見たら肉球が赤くなっていました。気温はもう28度まで下がっていた日でした。

アスファルトは、気温より20度以上高い

日中に照らされた黒い舗装は、気温より20度から30度高くなります。

気温30度なら、地面は50度を超えていることがあります。そして日が落ちてから2時間ほどは、地面は熱を持ったままです。気温だけを見て判断すると、ここを外します。

5秒ルール

やり方は簡単です。手の甲を地面に5秒つける。

熱くて置いていられないなら、犬の肉球にも熱すぎます。靴も靴下も履いていない状態で、そこを歩くのだと考えてください。

手のひらより手の甲のほうが感覚が近いと言われます。手のひらは意外と鈍いです。

犬の顔は、地面に近い

もうひとつ見落としがちなのが、高さです。

人の顔は地面から150センチほどにありますが、小型犬の顔は20センチです。地面からの照り返しをまともに受ける位置にいます。

同じ道を歩いていても、犬と人では体感温度がまったく違います。「私は平気だから」は、判断の材料になりません。

時間をずらすより、場所を変える

早朝に行く、というのが定番の答えですが、夏の早朝でも地面が冷めきっていない日があります。

うちがやったのは、土や草のある道に変えることでした。公園の中の土の部分、川沿いの草地。アスファルトより明らかに低い温度です。

距離が短くなっても構いません。夏は運動より、排泄と気分転換のための外出と割り切ってしまうほうが、お互い楽です。

短くした日も、記録しておく

ここが後々効いてきます。

夏に散歩が短くなるのは自然なことですが、記録がないと「夏だから短かった」のか「体力が落ちて短くなった」のかが、あとから分かりません。

とくにシニアだと、この2つを取り違えるのが怖い。毎年の夏の記録があると、去年の夏と比べられます。

涼しくなってからの落とし穴

秋は油断します。9月はまだ地面が熱い日があります。

そして涼しくなった途端に、うれしくて長く歩きすぎる。夏のあいだに体力が落ちているので、急に元に戻すと足腰に来ます。

距離は、2週間くらいかけて戻す。去年の秋にどのくらい歩いていたかの記録があれば、目安になります。

帰ったら、肉球を見る

赤い、白っぽくふやけている、皮がめくれている、やたら舐めている。

見る習慣があるかどうかで、気づく早さが変わります。足を触られるのに慣れておくと、爪切りのときにも助かります。

ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。

文 · Wandary編集部 チワワと20年、4匹と暮らしてきました。獣医師ではありません。このページは飼い主としての経験と、一般に知られている情報をもとに書いています。
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