歯みがきを、続けられる形にするまで
3か月かけて、ようやく歯ブラシに届きました。急いで失敗した1匹目のぶんも書きます。
歯みがきは、やったほうがいいと分かっていて、いちばんやれていないことだと思います。
うちも1匹目では完全に失敗しました。そして4匹目で、ようやく毎晩やらせてくれるようになりました。
差は、進め方だけでした。
なぜやるのか
歯石は歯みがきでは取れません。取るには麻酔が要ります。
歯みがきがやっていることは、歯石になる前の汚れを落とすことです。予防にしかならない。だから、早く始めるほど価値があります。
そして、歯が悪くなるとごはんが食べられなくなります。シニアで「食欲が落ちた」に見えて、口が痛いだけということが実際にあります。
1匹目で、やった失敗
正直に書きます。
初日から歯ブラシを口に入れようとしました。
嫌がる、暴れる、口を押さえる、無理やり開ける。3日でこちらが諦め、その子は生涯、口を触られるのを嫌がりました。
一度嫌いになると、取り返すのに何倍もかかります。
4匹目でやった、進め方
3か月かけました。急がなかったのが、唯一の違いです。
- 口のまわりを触るだけ。触ったら、おやつ。これを1週間
- 唇をめくって、歯を見るだけ。1週間
- 指で歯ぐきに触れる。1週間
- ガーゼを指に巻いて、前歯を拭く。2週間
- 奥歯まで拭けるようになる
- 歯ブラシに替える
どこかで嫌がったら、ひとつ前に戻る。これだけです。
1日1分で十分。長くやろうとすると、嫌になります。
全部の歯を、やらなくていい
これで気が楽になると思います。
歯石がつきやすいのは、奥歯の外側です。逆に、内側は舌が当たるのでつきにくい。
だから、奥歯の外側だけでも、やらないよりずっといい。
そして、口を大きく開ける必要はありません。唇をめくって、横から入れれば届きます。
道具
- 歯ブラシ:小型犬なら、子ども用の柔らかいもので十分です
- 指サックタイプ:ガーゼより磨けて、歯ブラシより抵抗が少ない
- 歯みがきシート
- 犬用の歯みがき粉:人用は使わないでください。キシリトールが入っているものがあります
味のついた犬用ペーストは、最初の動機づけとして効きます。
ガムやおもちゃは、補助
デンタルガムや、噛むおもちゃにも効果はあります。ただし、歯みがきの代わりにはなりません。
- ガムでは、歯ぐきの境目が磨けない
- カロリーがあります
- 硬すぎるものは、歯が折れることがあります(蹄、硬い骨など)
「ガムをあげているから大丈夫」とは、思わないほうがいい。
毎日でなくていい
理想は毎日ですが、週に数回でも、やらないよりはるかにいい。
そして、続かない原因はたいてい「完璧にやろうとすること」です。
- 全部の歯を磨こうとする
- 毎日やろうとする
- 嫌がったら無理に続ける
1分、奥歯だけ、週3回。これで十分続きます。
すでに歯が悪い子は、先に診てもらう
痛みがあるなら、歯みがきを始める前に病院へ。
痛い口を触られると、歯みがきそのものが嫌いになります。そして、歯石がついている状態では、磨いても取れません。
処置してきれいにしてから、それを保つために磨く。この順番です。
やった日を、一行
最後に。
毎日やる必要はないぶん、いつやったかが分からなくなります。
「歯みがき」と一行残すだけで、月に何回やれたかが見えます。そして、減っているなら気づけます。
続けるには、続いていることが見えるほうがいい。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はひとこと日記に「歯みがき」と残せます。毎日でなくていい。何日やれたかが見えると、続ける気力になります。