おしっこの回数は、数えていないと変化が分からない
量が増えたのか、回数が増えたのか。似ているようで、伝わる意味がまったく違います。
排泄は、毎日見ているのにいちばん記憶に残らないものです。
「今日は何回だった?」と聞かれて、正確に答えられる人はまずいません。見てはいるけれど、数えていないからです。
回数と量は、別のこと
診察室で「おしっこが増えました」と伝えると、必ずこう返ってきます。
「回数が増えたんですか、1回の量が増えたんですか」
これは、まったく違う意味を持つ変化です。
- 回数が増えて、1回の量は少ない
- 回数は同じで、1回の量が多い
- 回数も量も増えている
どれなのかで、見るところが変わります。そして、これは意識して見ていないと答えられません。
量を測る必要はありません
正確な量を測るのは、現実には難しい。代わりに使えるのが、ペットシーツの広がり方です。
「いつもはこのくらい」を知っていれば、明らかに広い日は分かります。写真を1枚撮っておけば、比べられます。
散歩でしかしない子は量が分かりませんが、回数と、1回にかかる時間は見られます。
回数は、1タップで積み上がる
いちばん確実なのは、その場で押すことです。
あとから思い出そうとすると、必ずずれます。したときに1回押す。それだけで、夜には「今日は5回」と分かります。
数えようとしなくていい。押していれば、勝手に数になります。
増えているときに、一緒に見ること
回数や量が増えているとき、単独では判断しにくいものです。こういうものと重なっているかを見てください。
- 水をよく飲むようになった
- 食べているのに痩せてきた
- 粗相が増えた(今までできていたのに)
- 夜中に起きるようになった
とくに「水をよく飲む + おしっこが増える」の組み合わせは、伝える価値があります。片方だけだと見過ごされやすく、そろうと意味を持ちます。
減っている・出ていないときのほうが急ぐ
増えるより、出ないほうが急ぎます。
- 何度も構えるのに、ほとんど出ない
- 少量を何度も繰り返す
- 排泄のときに鳴く、いつもより時間がかかる
- 赤みがある
- お腹を触られるのを嫌がる
とくにオスで「まったく出ていない」ときは、時間で結果が変わることがあります。様子を見ずに電話をかけてください。半日でも遅いことがあります。
色とにおいも、気づいたら残す
- いつもより濃い・薄い
- 赤っぽい、茶色っぽい
- いつもと違うにおいがする
- 泡立ちが強い
シーツなら写真が撮れます。色は言葉にすると曖昧になりますが、写真なら一目です。
粗相を、叱る前に
できていたのにできなくなったとき、しつけの問題ではないことがあります。
- 回数が増えていて、間に合っていない
- どこかが痛くて、姿勢がとれない
- 留守番の時間が長すぎる
- シニアで、我慢がきかなくなった
まず記録を見てください。回数が増えているなら、それは「わざと」ではありません。
数字があると、話が早い
「最近多い気がする」と「先月は1日4回、今月は7回」。後者は、その場で相談の対象になります。
そして前者は、たいてい「様子を見ましょう」で終わります。同じことを言っているのに、結果が変わります。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はおしっこを+を押すだけで残せます。1日に何回あったかがホームに並ぶので、数えようとしなくても、あとから回数が見られます。