Wandary
こいぬ

ワクチンが終わるまでの、外の世界

感染を避けたい時期と、社会化のいちばん大事な時期が、まるごと重なっています。

子犬を迎えると、たいていこう言われます。

「ワクチンが終わるまで、外に出さないでください」

そして同時に、社会化について調べると、こう書いてあります。

「生後3か月ごろまでが、いちばん大事な時期です」

この2つは、まるごと重なっています。これが子犬の時期で、いちばん悩ましいところです。

なぜワクチンが終わるまで待つのか

子犬は、母犬からもらった免疫を持っています。この免疫は、いつ消えるかが子によって違います。

消えたタイミングを狙って複数回打つので、最後の1回が終わるまで、免疫が完成していません。

そのあいだに、地面のにおいを嗅いだり、他の犬と接したりすると、感染の可能性があります。パルボのように、重くなるものがあります。

これは、待つだけの理由がある話です。

それでも、社会化の時期は待ってくれない

一方で、新しいものを受け入れやすい時期は限られています。一般には生後3〜12週ごろと言われ、この時期を過ぎると、慣れるのに時間がかかるようになります。

慣れておいてほしいものは、たくさんあります。

「外に出ない」を「何もしない」にすると、ここが丸ごと抜けます。

地面に降ろさなければ、できることがある

うちがやっていたのは、これでした。

降ろさなければ、感染のリスクはかなり下がります。そして、音と景色と人には慣れられます。

ただし、方針は病院によって違います。「抱っこならいいですか」と、最初の通院で必ず聞いてください。

家の中でも、社会化はできる

外に出られなくても、できることがあります。

うちは、足と口を触られることに慣らしておいたおかげで、爪切りと歯みがきで一度も苦労しませんでした。これは、いちばん投資対効果が高かったことです。

パピークラス

ワクチンの途中でも参加できるパピークラスがあります。

かかりつけが開いていることもあるので、聞いてみる価値があります。

怖い思いをさせない

社会化で大事なのは、数ではなく質です。

怖い思いを1回させると、それを覚えます。そして、それを消すのは、覚えさせるよりずっと大変です。

「たくさん経験させる」より「嫌な経験をさせない」のほうが、優先度が高い。

何に慣れて、何が苦手かを書いておく

最後に記録の話を。

「今日、自転車に驚いた」「傘の人が苦手そうだった」「男性は平気だった」

これを書いておくと、次に何をすべきかが分かります。そして、成犬になってから「この子は傘が苦手」と知っていることには、意味があります。

社会化の時期は、数週間で終わります。あとから取り返せないぶん、記録する価値があります。

ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。

文 · Wandary編集部 チワワと20年、4匹と暮らしてきました。獣医師ではありません。このページは飼い主としての経験と、一般に知られている情報をもとに書いています。
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Wandary はひとこと日記に「抱っこで商店街」「車の音に驚いた」と残せます。何に慣れて、何が苦手かが並ぶと、次に何をすべきかが見えます。

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