トイレは、失敗の記録をつけると早く終わる
しつけの問題に見えて、たいていはタイミングの問題です。いつ失敗しているかが分かれば、先回りできます。
子犬のトイレで、いちばん多い勘違いがこれだと思います。
「覚えが悪い」のではなく、「間に合っていない」だけ。
子犬は膀胱が小さく、我慢する力がまだありません。しつけの前に、タイミングの問題です。
失敗した時刻を、3日書く
これだけで、景色が変わります。
失敗した時刻をメモする。それを3日ぶん並べると、その子のリズムが見えます。
- 起きた直後
- ごはんのあと
- 遊んだあと、興奮したあと
- 前回から◯分後
この「◯分後」が分かると、先回りできます。うちの4匹目は、遊んだあと15分で必ずでした。分かってからは、ほぼ失敗しなくなりました。
先回りして、連れていく
パターンが見えたら、やることは単純です。
その時間が来る前に、トイレに連れていく。
- 起きたら、すぐ
- ごはんのあと、すぐ
- 遊びの途中で、一度区切る
- そわそわしはじめたら(床のにおいを嗅ぐ、くるくる回る)
そして、そこでできたら、大げさに褒める。これが唯一の教え方です。
失敗しても、叱らない
理由は2つあります。
叱ると、隠れてするようになります。見つけにくい場所を選ぶようになるので、片付けも衛生も悪くなります。
そして、「排泄そのもの」を怒られたと理解することがあります。すると、飼い主の前で排泄しなくなる。散歩で外に出てもしない、という子になることがあります。
失敗したら、無言で片付ける。それだけです。
においを、残さない
失敗した場所は、においが残っていると、また同じ場所でします。
- ペット用の消臭剤を使う(においを分解するタイプ)
- アンモニア系の洗剤は避ける。おしっこのにおいに近く、逆効果になることがあります
- 布や絨毯は、可能なら洗う
片付けは、犬が見ていないときのほうがいいとも言われます。片付ける動作が、かまってもらえる合図になることがあるからです。
環境で、成功率が上がる
しつけ直しより、配置を変えるほうが早いことがあります。
- トイレを増やす。行動範囲ごとに置く。距離が短いほど間に合います
- 寝床から離す。寝る場所の近くではしたがりません
- トイレを大きくする。体が収まらないと、はみ出します
- サークルの中は、寝床とトイレだけにする。選択肢が少ないほど覚えます
「間に合わない」が理由なら、近づければ解決します。
覚えるまでの期間
個体差が大きく、数週間で覚える子もいれば、半年かかる子もいます。
ただ、完全にゼロになるのは、もっと後です。興奮したとき、体調の悪いとき、留守番が長かったとき。失敗は必ず起こります。
「もう覚えたはずなのに」と思わないでください。
急に失敗が増えたら、別の話
覚えていた子が、急にできなくなったときは、しつけの問題ではないことがあります。
- 回数が増えている(膀胱や腎臓の問題)
- 排泄のときに鳴く、何度も構える
- 水を飲む量が増えた
- 下痢をしている
記録があれば、回数が増えているかどうかがすぐ分かります。
記録は、数日でいい
最後に。ずっと記録し続ける必要はありません。
最初の数日から2週間で、パターンは見えます。見えたら、先回りするだけです。
そしてその記録は、次の子を迎えたときにも使えます。「あの子は起きて3分だった」という基準があると、比べられます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はおしっこやうんちを+を押すだけで残せます。成功も失敗も時刻が並ぶので、その子のリズムが数日で見えてきます。