留守番の練習は、短い時間から
いきなり数時間ではなく、数秒から。そして「出かける準備」を、意味のない動作にしておく。
子犬を迎えて、しばらくは誰かが家にいるという家が多いと思います。
そして、仕事が始まる。そのときにいきなり数時間になると、こたえます。
留守番は、短い時間から練習しておくものです。
月齢 + 1時間、という目安
子犬が我慢できる時間の目安として、月齢+1時間という言い方があります。
- 生後3か月 → 4時間
- 生後4か月 → 5時間
これは、あくまでトイレを我慢できる時間の目安です。そして目安以上のものではありません。
室内でトイレができる子なら、この縛りはかなり緩くなります。逆に、外でしかしない子は、そのまま上限になります。
数秒から始める
練習は、驚くほど短いところから始めます。
- 同じ部屋にいて、離れて座る
- 部屋を出て、すぐ戻る(数秒)
- 1分、3分、5分、10分
- 30分、1時間
大事なのは、鳴く前に戻ること。鳴いてから戻ると、「鳴けば戻ってくる」と学習します。
静かにしていられる時間の範囲で、少しずつ延ばす。これが唯一の進め方です。
出かける準備を、無意味にする
これがいちばん効きました。
鍵の音、上着を着る、靴を履く。これらが「置いていかれる合図」になっていると、その時点でパニックが始まります。
だから、出かけないのに、準備だけする。
- 鍵を持って、座る
- 靴を履いて、戻る
- 上着を着て、テレビを見る
これを何度も繰り返すと、準備の動作に意味がなくなります。うちはこれで、玄関でのそわそわがなくなりました。
出かけるときと、帰るときは、静かに
これも重要です。
- 出かけるとき、大げさに声をかけない(「行ってくるね、すぐ帰るからね」は逆効果)
- 帰ったとき、すぐに騒がない。落ち着いてから声をかける
別れと再会を大きなイベントにしないこと。「出入りは、なんでもないこと」にしておくと、不安が減ります。
留守番の環境
- 安全な場所に限定する。サークルかクレート。部屋に放すのは、いたずらと誤飲の可能性が上がります
- 水は必ず
- コード、ビニール、靴下、ティッシュを片付ける
- 温度。エアコンは付けっぱなしのほうが安全です
- 知育おもちゃを1つ。噛んで時間を潰せるもの
「いつもは大丈夫」は通用しません。一度だけの誤飲で済まないものがあります。
分離不安かもしれないとき
時間の問題ではないことがあります。
- 出かける支度で、そわそわしはじめる
- 帰ると、異常に興奮する
- 留守中ずっと吠えている(近所から言われて気づくことが多い)
- 破壊する、粗相する
- 出かけるときに、下痢をする
思い当たるなら、時間を延ばす練習より先に、準備の動作を無意味にするほうが効きます。
それでも変わらないなら、相談してください。薬や行動療法という選択肢があります。「慣れさせる」だけで解決しないことがあります。
カメラを、置いてみる
これは実際にやってよかったことです。
留守中の様子は、想像するしかありません。そして想像は、たいてい実態と違います。
- 実は出てから5分で寝ていた
- 逆に、ずっと吠えていた
知らないと、対策が的外れになります。安いカメラでいいので、一度見てみる価値があります。
何分できたかを、書いておく
最後に。
「30分、静かに待てた」「1時間で、帰ったら粗相していた」
これを残しておくと、その子の限界が見えてきます。
一般論の「何時間」ではなく、うちの子の答えが分かる。そして、延びていることが見えると、続けられます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はひとこと日記に「30分、静かに待てた」と残せます。時間が延びていくのが見えると、進んでいることが分かります。