留守番は何時間までか、という問いの答え方
時間の上限より先に決まるものがあります。トイレと、温度と、その子の性格です。
「犬の留守番は何時間まで?」
調べると「8時間まで」「12時間は無理」といろいろ出てきますが、実際にはその数字より先に決まるものがあります。
上限を決めるのは、だいたいトイレ
成犬なら、排泄を我慢できる時間がひとつの目安になります。個体差が大きいのですが、しつけが済んでいる成犬でおおむね半日というあたりです。
ただし、室内にトイレがあるかどうかで話がまったく変わります。
- 室内トイレで済ませられる子 → 時間の縛りはぐっと緩くなります
- 散歩でしかしない子 → 我慢の限界がそのまま上限になります
うちは3匹目までずっと外派で、そのせいで出かけられる時間が縛られていました。4匹目から室内でもできるように育てたら、生活がまるで変わりました。
子犬とシニアは、まったく別の話
- 子犬:月齢+1時間、という目安がよく言われます。3か月なら4時間。それ以上は難しい
- シニア:若いころより我慢がきかなくなります。粗相が増えたのは、時間が長すぎるだけのことがあります
「前はできていたのに」と思ったとき、責める前に時間を見直してください。
温度のほうが、時間より危ない
夏の留守番は、時間より室温です。
- エアコンは付けっぱなし。26度前後に設定している家が多いようです
- サーキュレーターで空気を回す。冷気は下にたまるので、床にいる犬には効きすぎることもあります
- 逃げ場を作る。涼しい場所と、そうでない場所の両方があるといい
停電やエアコンの停止が怖いので、うちは温度計を置いてスマホで見られるようにしています。留守番の時間を延ばすより、これのほうが安心につながりました。
事故のほうを先に消す
長時間より短時間のほうが危ない、ということがあります。片付けが甘い日です。
- コード類、ビニール袋、靴下、ティッシュ
- 誤飲しうる小物、観葉植物
- ゴミ箱のふた
「いつもは大丈夫」は通用しません。一度だけの事故で済まないものがあります。
分離不安は、時間の問題ではない
長時間でも平気な子がいる一方で、10分でパニックになる子がいます。これは我慢の問題ではなく、不安の問題です。
- 出かける支度をすると、そわそわしはじめる
- 帰ると異常に興奮する
- 留守中に吠え続ける、破壊する、粗相する
思い当たるなら、時間を延ばす練習より先に、出かける準備を「何も起きない合図」に変えるほうが効きます。鍵を持って座る、靴を履いて戻る。出かけないのに準備だけするのを繰り返す方法です。
その子の限界は、記録でしか分かりません
一般論の「◯時間」は、その子の答えではありません。
4時間の日は何もなかった、6時間だと粗相があった、8時間だと吠えていたと近所から聞いた。こういう事実が数回ぶん並ぶと、その子にとっての上限が見えてきます。
答えは調べるものではなく、自分の家で見つけるものです。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は留守番中の粗相やいたずらも、ひとこと日記として残せます。何時間の日に何が起きたかが並ぶと、その子の限界が数字で見えてきます。