赤ちゃんが来る前に、半年かけてやったこと
生まれてから変えると、犬は「この子のせいで生活が変わった」と受け取ります。順番が大事です。
赤ちゃんが生まれることになったとき、犬側の準備をいつ始めるかは、あとから効いてきます。
生まれてから変えるのでは、遅い。
順番を、間違えない
理由は単純です。
赤ちゃんが来てから生活を変えると、犬にとっては「この子が来て、生活が悪くなった」という順番になります。
- 寝室に入れなくなった
- ソファに乗れなくなった
- 構ってもらえなくなった
- 叱られることが増えた
これが全部、赤ちゃんの到着と同時に起きると、結びつきます。
だから、半年前から、少しずつ変えておきます。
先に変えておくこと
場所のルール
- 寝室に入れなくするなら、先に
- ベビーベッドを置く部屋を、先に立ち入り禁止にする
- 新しい寝床の場所に、先に慣らす
生活のリズム
- 散歩の時間が変わるなら、先にずらしておく
- 世話をする人が変わるなら、先に交代しておく
- ひとりで過ごす時間を、先に少し増やす
「赤ちゃんが来たから変わった」を、なくす。これだけです。
音とにおいに、慣らす
- 赤ちゃんの泣き声を、小さい音量から流す(動画で十分です)
- ベビー用品を先に置いて、においに慣らす
- ベビーカー、抱っこ紐を先に見せておく
泣き声は、思っているより犬にこたえます。高い音で、突然始まり、止まらない。慣らしておく価値があります。
しつけを、ひとつだけ強くしておく
すべてを完璧にする必要はありませんが、これだけはやっておくと楽というものがあります。
「マットに行って、待つ」
- 決まった場所に行って、落ち着いて待つ
- 呼ばれるまで、そこにいる
授乳中、オムツを替えるとき、来客のとき。「あっちに行って」ではなく「マットに行って」が通じると、生活がまるで違います。
生まれたあと
最初の対面を、丁寧にする。
- においのついたタオルを、先に持ち帰る
- 帰宅したとき、先に犬に挨拶する(赤ちゃんを抱いたままではなく)
- 落ち着いてから、遠くから見せる
- 無理に近づけない
急がないでください。何日かけてもいい。
優先順位を、落としすぎない
これが実感として、いちばん大事でした。
赤ちゃんが来ると、犬にかける時間が確実に減ります。それは仕方ない。
ただ、完全にゼロにしない。
- 1日5分でも、その子だけの時間を作る
- 赤ちゃんがいるときに、犬にいいことが起きるようにする(おやつ、声かけ)
- 犬を叱る回数を、増やさない
「赤ちゃんがいると、いいことがある」という関連づけを作れるかどうかが、その後を決めます。
絶対に、ふたりきりにしない
どんなに穏やかな子でも、赤ちゃんと犬をふたりだけにしないでください。
- 赤ちゃんは、予測できない動きと音を出します
- 犬が驚いて反射的に動くだけで、事故になります
- 悪気があるかどうかは、関係ありません
これは信頼の問題ではなく、物理の問題です。
変化を、書いておく
準備を始めてからの様子を、一行残しておいてください。
- 食欲が落ちた
- 落ち着かない、ついて回る
- 粗相が増えた
- 吠えるようになった
ストレスは、体に出ます。そして「いつから」が分かると、何が原因だったかを絞れます。
もし強く出ているなら、早めに相談してください。生まれる前のほうが、手を打つ余裕があります。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はひとこと日記に一行残せます。準備を始めてからの様子が並ぶと、何にストレスを感じているかが見えてきます。