薬を飲んでくれないときに、試したこと
飲ませられないのは、飼い主の技術の問題ではありません。剤形を変えられることがあります。
薬をもらって帰って、その日の夜から格闘が始まる。
口を開けさせる、奥に入れる、口を閉じる、飲み込むのを待つ。そしてしばらくして、床に落ちている。
うちも4匹ぶん、ずいぶん苦労しました。
まず、先生に言っていい
いちばん大事なことを先に書きます。
「飲ませられません」と伝えていいです。
すると、こういう選択肢が出てくることがあります。
- 錠剤を粉にしてもらう、逆に粉を錠剤やカプセルにしてもらう
- 液体の薬に変えてもらう
- 味のついたタイプに変えてもらう
- 同じ効果の、別の薬に変えてもらう
- 回数を減らせる薬に変えてもらう
- 注射で済むものがないか
飲ませられない薬は、効きません。遠慮して黙っているほうが、結果的に治療が遅れます。
包む・混ぜる
いちばん手軽なのがこれです。
- 投薬用のおやつ(ピルポケット)。薬を入れる穴が開いているもの
- ちゅーるなどのペースト
- ふやかしたフードに混ぜる
- チーズ、ささみ
コツは、薬入りを1個だけにしないこと。
薬なしを1つ → 薬入りを1つ → 薬なしを1つ。この順で続けて出すと、疑う前に飲み込みます。うちはこれでかなり成功率が上がりました。
ただし、混ぜてよい薬かどうかは先生に確認してください。食べ物と一緒だと効きが変わるものがあります。
口に入れる場合
包んでも駄目なときは、直接になります。
- 上あごを持って、少し上を向かせる
- 舌の付け根の、なるべく奥に落とす
- 口を閉じて、鼻先を上に。喉をなでる
- 飲み込んだら、すぐに水か、おやつ
いちばんのコツは、短く終わらせること。もたつくほど嫌になります。
そして終わったら必ず褒める。うちは1匹目でここを怠って、薬の時間が完全に嫌なイベントになりました。
錠剤は、水で流す
見落とされがちですが、大事なところです。
錠剤やカプセルが、食道に張りついて残ることがあります。とくに水分の少ない形のもの。
飲ませたあとに、少量の水を飲ませる。シリンジで数ml入れるだけでも違います。これは先生に勧められて知りました。
やってはいけないこと
- 勝手に量を減らす、飛ばす
- 人間用の薬を代わりに使う
- 2回分をまとめて飲ませる
- 潰していい薬かを確認せずに砕く(徐々に効かせる設計の薬を砕くと、効き方が変わります)
砕いていいかどうかは、必ず聞いてください。これは自己判断が危ない部分です。
多頭飼いのとき
複数いると、別の子が食べてしまうのがいちばん怖い。
- 別の部屋か、離れた場所であげる
- 食べ終わるまで、その場を離れない
- 落としていないか、床を確認する
片方の薬をもう片方が食べると、意味がないどころではありません。
吐き出した・こぼしたときは
もう一度飲ませていいかは、薬によります。自己判断せず、病院に電話してください。
そして、吐き出したことを記録してください。「飲ませたのに効いていない」と「そもそも入っていない」は、まったく違う話です。
うまくいった方法を、書いておく
これが記録の話です。
その子に効いた飲ませ方は、その子の財産です。
「ちゅーるに包めば気づかない」「ピルポケットは見破る。ささみなら食べる」「粉は駄目。カプセルなら飲む」
書いておけば、次の薬のときに一から探さずに済みます。そして家族が代わるときに、そのまま引き継げます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はお薬の記録にメモを添えられます。うまくいった飲ませ方を残しておけば、次の薬のときにも、家族が代わるときにも使えます。