しこりを見つけたとき、その場ですること
調べるのは後でいい。先にやるべきなのは、大きさと場所を残すことです。
撫でているときに、指に何か当たる。心臓が止まりそうになる瞬間です。
そしてたいてい、次にやってしまうのが検索です。気持ちは分かりますが、それは後にしてください。先にやるべきことがあります。
先にやること、3つ
- 大きさを残す
- 場所を残す
- 見つけた日を残す
この3つは、その日にしか正確に取れません。明日になると「先週より大きくなった気がする」という、判断できない情報に変わります。
大きさの残し方
定規で測る必要はありません。そばに比べるものを置いて、写真を撮るだけです。
- 1円玉(直径2センチ)。いちばん分かりやすい
- 指、爪
- 定規があればもちろん一番いい
「小豆くらい」「ビー玉くらい」でも構いません。大事なのは、来月も同じ言い方で比べられることです。
場所の残し方
意外なことに、次に触ったとき見つからないということが起きます。毛に隠れて、どこだったか分からなくなる。
- 左の後ろ足のつけ根のように、言葉で残す
- 写真は広く1枚、近くで1枚。広い1枚がないと、体のどこか分かりません
- 毛をかき分けて撮る
複数あるときは、それぞれ番号をつけてください。「1つ目は大きくなっていないが、2つ目が増えた」という話ができるようになります。
触ったときの感じも、言葉にしておく
これは先生が知りたい情報です。
- 硬いか、やわらかいか
- 動くか、皮膚や下の組織にくっついているか
- 痛がるか
- 熱を持っているか
- 表面がただれている・出血しているか
強く押したり、つまんだりしないでください。軽く触って分かる範囲で十分です。
自分で判断しないこと
しこりは、何でもないものから、そうでないものまで幅があります。見た目と手触りだけで区別することは、飼い主にはできません。そして正直に言えば、先生でも見ただけでは分からないことがあります。
だからこそ、検査があります。調べて安心しようとするより、記録を持って診てもらうほうが、はるかに早く安心できます。
急いだほうがいいとき
- 数週間で明らかに大きくなっている
- 硬くて動かない
- 表面がただれている、出血している、じくじくしている
- 急に増えた
- しこりに加えて、元気や食欲が落ちている
「急に大きくなった」は、記録がないと言えません。ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
月に1枚で、経過になる
見つけたあと、同じ場所を月に1枚撮ってください。同じくらいの距離で、同じものを横に置いて。
3か月分並べば、変わっていないのか、じわじわ大きくなっているのかが一目で分かります。
「変わっていません」と自信を持って言えることには、それ自体に価値があります。診察の判断が変わります。
全身を触る習慣が、いちばん強い
うちは、寝る前に全身を撫でるのが習慣になっています。首、脇、お腹、足のつけ根、しっぽの周り。
早く見つかるかどうかは、触っているかどうかで決まります。しこりを探すためではなく、ただ撫でているだけでいい。それで気づけます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は記録に写真を添えられます。同じ場所を月1枚撮っておけば、経過ノートで日付と並びます。「大きくなったか」を記憶で判断しなくて済みます。