歩き方の変化は、言葉になりません。動画のほうが早い
「なんとなく変」を伝える手段が、飼い主にはひとつだけあります。撮っておくことです。
足を引きずる、かばう、階段を嫌がる、抱っこを嫌がる。
歩き方の変化は、飼い主がいちばん早く気づくものです。毎日見ているからです。
そして同時に、いちばん伝えにくいものでもあります。
病院では、たいてい治りません
これは冗談ではなく、本当に起きます。
家では明らかにおかしいのに、診察室では普通に歩く。緊張と興奮で、痛みが分からなくなるからです。診察台の上ではなおさらです。
うちも「昨日はすごく引きずっていたんです」と言いながら、元気に歩き回る姿を見せることになったことが何度もあります。
だから、撮ってきた人が強い。
撮り方は4つだけ
- 横から。全身が入る位置で。足の出方は横からしか見えません
- 平らな床で。フローリングは滑るので、できれば滑らない場所で
- 10秒でいい。長く撮るより、歩いている場面が確実に入っているほうが大事です
- あれば、こちらに向かって歩く場面も。左右の差が見えます
階段の上り下り、ソファに飛び乗るところ、立ち上がる瞬間。苦手になった動作があるなら、そこを撮ってください。
何時ごろかを添える
これが効きます。
- 朝起きた直後だけぎこちない
- 散歩の後半で悪くなる
- 寒い日に目立つ
- 一日じゅう変わらない
いつ悪いかは、言葉で言えます。そして動画とセットになると、情報量が一気に増えます。
見ておくとよい、細かいところ
動画を撮るついでに、こういうところも見ておくと伝えられます。
- 足を上げたままなのか、着くけれど体重をかけないのか
- 左右どちらか。前足か後ろ足か
- 座り方が変わった(片側に崩れる、横座りになる)
- 立ち上がるのに時間がかかる
- 爪の削れ方が左右で違う
爪の削れ方は、地味ですが強い手がかりです。引きずっている側だけ削れていることがあります。
触るのは、慎重に
痛いところを探そうとして、無理に触らないでください。痛みがあると、ふだん噛まない子でも噛みます。
「触ると嫌がる場所がある」という事実だけ伝えれば十分です。どこがどう悪いかを突き止めるのは、飼い主の仕事ではありません。
待たないほうがいい組み合わせ
- 急に立てなくなった、後ろ足が動かない
- 背中を触ると強く痛がる、震える
- 転んだ・落ちた・ぶつけた直後から様子が違う
このあたりは、時間で結果が変わることがあるものです。迷ったら電話をかけてください。
撮っておくと、比べられる
いちばん効くのは、同じ場面を、時間を空けて撮ることです。
同じ廊下を歩く姿を、今月と来月。よくなっているのか、悪くなっているのかが、記憶ではなく映像で分かります。
治療を始めたあとなら、効いているかどうかの判断材料にもなります。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は記録に動画を添えられます。経過ノートではその日の記録と並んで表示され、診察室ではタップして再生するだけ。「先週はこうでした」がそのまま見せられます。