フードを替えるときの、1週間の手順
急にぜんぶ替えると、たいていうんちが緩くなります。7日かけて割合を動かしていくと、ほとんど起きません。
フードを替える理由は、たいてい前向きなものです。年齢に合わせたい、療法食に切り替えたい、いまのが廃番になった。
なのに替えた直後にうんちが緩くなって、「このフードは合わないのかもしれない」と思ってしまう。これがいちばん多いつまずきです。
多くの場合、合っていないのはフードではなく替え方です。
いきなり全部替えると、先に胃腸に出ます
犬の胃腸は、いま食べているものに慣れています。原材料が変わると、消化のしかたも変わります。
中身が良いフードに替えても、変化が急なら体はついてきません。上のグレードに替えたのに調子を崩す、というのはよくある話です。
7日かけて、割合を動かす
やることはこれだけです。
| 日 | 新しいフード | いままでのフード |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 1/4 | 3/4 |
| 3〜4日目 | 半分 | 半分 |
| 5〜6日目 | 3/4 | 1/4 |
| 7日目から | ぜんぶ | — |
お腹が弱い子や、シニアや子犬は、これを10日〜2週間に伸ばしても構いません。急ぐ理由は、たいていありません。
途中でうんちが緩くなったら、ひとつ前の割合に戻して、そこで数日とどまります。前に進まないだけで、失敗ではありません。
替えているあいだは、ほかを変えない
ここを外すと、何が効いたのか分からなくなります。
- 新しいおやつを始めない
- 散歩の時間や量を大きく変えない
- サプリメントを足さない
一度に2つ変えると、うんちが緩くなったときに原因を絞れません。切り替えの1週間は、フードだけを動かす週にしてしまうのがいちばん早いです。
うんちは、3日ぶん見る
1回のうんちで判断しないでください。替えた直後の1回は、わりとよく緩くなります。
見るのは3日ぶんです。日を追って戻っていくなら、体が慣れていく途中です。3日たっても緩いまま、あるいは悪くなっているなら、そこで割合を戻します。
食べてくれないときは、まず日数を数える
新しいフードに口をつけない、という形のつまずきもあります。
このときも、「食べない」ではなく「何食ぶん抜けたか」で見てください。1日2食の子が2食抜けば2食ぶんです。まるまる抜けたのか、半分は食べたのかも分けて数えます。
温める、ふやかす、いままでのフードを少し多めに混ぜて匂いを寄せる。試すことはありますが、2日以上まったく口をつけないなら、いったん前のフードに戻して構いません。
前のフードを、少し残しておく
切り替えの途中で戻れるように、いままでのフードを1週間ぶんだけ残しておきます。
使い切ってから新しいものを開けると、うんちが緩くなったときに戻る先がありません。これだけで、切り替えはかなり気楽になります。
記録は、日付と割合だけでいい
細かく書く必要はありません。替えた日と、そのときの割合が残っていれば十分です。
あとから「先月フードを替えてから、うんちの調子が違う」と思ったとき、替えた日が分かるかどうかで、話がまとまるかどうかが決まります。日付は、あとからは思い出せません。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary のごはんの記録に「フードを替えた」と一言入れておくと、あとからうんちの記録と並べて見られます。合わなかったのかどうかを、記憶ではなく並びで判断できます。