寝ているときの呼吸数を、元気なうちに一度だけ数えておく
1分間に何回か。これは家で測れる数少ない数字で、しかも比べる相手が要ります。
家で測れる数字は、そう多くありません。体重と、あとひとつ。眠っているときの呼吸数です。
これは元気なうちに数えておくことに意味があるタイプの数字です。理由は最後に書きます。
数え方
眠っているとき、または静かに横になっているときに数えます。
胸とお腹が上がって下がって、で1回。上がりで1回、下がりで1回、と数えると倍になります。
15秒数えて4倍する、でも構いません。慣れれば30秒で足ります。
数えてはいけないときがあります。
- 遊んだ直後、散歩から帰った直後
- 暑い日、はあはあしているとき
- 興奮しているとき、来客中
- 夢を見ているように足が動いているとき
条件をそろえないと、比べられません。うちは夜、寝る前と決めています。
目安の数字
安静時の犬は、おおむね1分間に15〜30回と言われます。小型犬はやや多め、大型犬はやや少なめです。
ただ、大事なのは目安との比較ではなく、その子自身の平常値との比較です。
ふだん18回の子が28回になっていたら、「正常範囲の中」でも変化です。逆にもともと28回の子なら、それがその子の普通かもしれません。
だから、元気なうちに数えておく必要があります。
数が増えているときに、一緒に見るところ
呼吸数が上がっているとき、単独で判断せず、周りの様子とセットで見てください。
- 舌や歯ぐきの色(いつもより白い、青紫っぽい)
- お腹まで大きく使って呼吸している
- 口を開けて呼吸している(暑くないのに)
- 座ったまま、首を伸ばした姿勢をとる
- 横になりたがらない、伏せずに座り続ける
このあたりが重なっているときは、朝まで待つ判断をしないでください。電話をして、状況を伝えたほうがいい種類のものです。
動画が、いちばん正確に伝わる
呼吸の様子は、言葉にするのがとても難しい。「はあはあしています」では、暑いのか苦しいのかが伝わりません。
眠っているところを10秒撮る。胸とお腹の動きが写っていれば、先生はその場で数えられますし、動き方も見えます。
咳や、えずくような音が混じるなら、音ごと残してください。音が診断の手がかりになることがあります。
心臓を指摘されている子は、毎日でもいい
健診で心雑音を指摘されている子や、すでに治療中の子では、安静時呼吸数を毎日記録するよう勧められることがあります。
家庭で追える指標として、実際に使われているものだからです。急に増えたときが、受診の目安になります。
指示があるなら、必ずその数え方に従ってください。この記事の目安ではなく、担当の先生の基準が優先です。
1回でいいので、今日やってみてください
いま元気なら、いまが測りどきです。元気なときの数字がないと、具合が悪いときの数字が読めません。
15秒だけです。それが半年後の自分を助けます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はひとこと日記に「安静時の呼吸 22回」のような数字を残せます。月に一度でも並べておくと、気になったときに比べる相手が手元にあります。