体型は、数字ではなく、さわって確かめる
体重が変わっていなくても、体つきは変わります。肋骨の触れ方が、いちばん正直な指標です。
体重を測っていれば安心か、というとそうでもありません。
体重が変わらないまま、体つきが変わることがあります。筋肉が落ちて、そのぶん脂肪が増えると、数字は動きません。
とくにシニアでは、これが起きます。
3か所さわるだけ
体型を見るのに、道具は要りません。3か所さわれば分かります。
- 肋骨:横腹を、手のひらで軽くなでる
- 腰:上から見て、肋骨の後ろがくびれているか
- お腹:横から見て、胸からお腹にかけて上がっているか
肋骨が、いちばん分かりやすい
手の甲を反対の手でなでたときの、骨のごつごつした感じ。あれが目安だと教わりました。
- 強く押さないと分からない → 太りぎみ
- 軽くなでると、一本ずつ分かる → ちょうどいい
- 見ただけで分かる、さわると鋭い → 痩せすぎ
大事なのは、押す強さを毎回同じにすること。軽くなでる、で統一してください。
上から、横から
体型は、見る角度で分かるものが違います。
- 上から見る:肋骨の後ろに、ゆるいくびれがあるか。寸胴なら太りぎみ
- 横から見る:胸からお腹にかけて、なだらかに上がっているか。水平なら太りぎみ
毛が長い子は、見ただけでは分かりません。だからさわる必要があります。
数字と、さわった感じを両方持つ
体重のグラフだけでは足りず、体型だけでも足りません。両方あると、こういう読み方ができます。
- 体重が減って、肋骨が触りやすくなった → 減っている
- 体重は同じなのに、肋骨が触りやすくなった → 筋肉が落ちている可能性
- 体重が増えて、肋骨が触りにくい → 太った
- 体重が増えているのに、肋骨が触りやすい → 数字だけでは説明できない。相談する価値があります
いちばん見落とされるのが2番目です。数字が動かないので、誰も気づきません。
筋肉は、後ろ足から落ちる
シニアで最初に細くなるのは、後ろ足のももです。
- 後ろから見て、左右のももの太さが違う
- 立ち上がるのに時間がかかる
- ソファに飛び乗らなくなった
片側だけ細いときは、そちらをかばっていることがあります。歩き方とセットで見てください。
月に一度、一行だけ
体重を測るついでに、さわった感じを一行足しておいてください。
「肋骨、軽くなでて分かる」「先月より触りやすい」「後ろ足が細くなった気がする」
数字にならないものは、書かないと残りません。そして半年後に並べたとき、これが効きます。
太っているほうも、放っておかない
減るほうばかり気にされますが、増えるほうも同じくらい大事です。
体重が増えると、関節と心臓と呼吸にそのまま負担がかかります。そしてシニアになってから落とすのは、若いうちに保つよりずっと大変です。
うちは2匹目で、5歳のころに増えたぶんを、10歳になってから落とそうとして苦労しました。運動量を増やせない年齢になってからでは、食事しか手がありません。
いま少し増えているなら、いまが戻しどきです。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は体重の推移をグラフにします。あわせて「肋骨が触りにくくなった」のような一行を残しておくと、数字だけでは見えない変化が並びます。