シャンプーの頻度を、どう決めたか
洗いすぎも、洗わなすぎも、どちらも皮膚に出ます。決め手は乾かし方でした。
「どのくらいの頻度で洗えばいいですか」
これはその子によって違うとしか言えないのですが、決め方の考え方はあります。
目安は月1回、ただし幅が大きい
一般には月に1回程度と言われます。ただ、実際には幅があります。
- 皮膚が脂っぽい、においが強い → もう少し頻繁に
- 乾燥しやすい、皮膚が弱い → 間隔を空ける
- 短毛で、汚れにくい → 少なめでいい
- 治療中 → 先生の指示が最優先
治療でシャンプーを指示されている場合、自己判断で減らさないでください。薬用シャンプーは、頻度そのものが治療です。
洗いすぎると、どうなるか
皮膚には、守るための脂があります。洗いすぎると、これが落ちます。
- 乾燥する、フケが増える
- かゆみが出る
- 逆に、脂が過剰に出るようになることがあります
「においがするから、頻繁に洗う」が、においを悪化させていることがあります。
洗わなすぎると
- 脂と汚れがたまる
- においが強くなる
- 皮膚のトラブルにつながることがあります
どちらに寄っても、皮膚に出ます。だから、その子の様子を見て調整するしかありません。
人用のシャンプーは、使わない
皮膚の性質が違います。人用は、犬には合いません。
犬用の中でも、低刺激のものを選んでおくと無難です。
いちばん大事なのは、乾かし方
うちで実感したのは、洗い方より乾かし方でした。
生乾きが、いちばん皮膚を悪くします。
- タオルでしっかり水気を取る。ここで9割決まります
- ドライヤーは、温風を当て続けない。熱くなりすぎます
- 地肌まで乾かす。毛の表面が乾いても、根元が濡れていることがあります
- とくに、脇の下、内もも、足の指のあいだ、耳のうしろ
うちが以前かゆみを繰り返していたのは、内ももが乾ききっていなかったからでした。気づくまで半年かかりました。
耳に、水を入れない
洗うときに気をつけること。
- 耳に水が入らないようにする
- 顔は、濡らしたタオルで拭くだけでも十分
- 目にシャンプーが入らないように
耳に水が残ると、炎症の原因になります。耳が垂れている犬種は、とくに注意が要ります。
部分洗いで、済ませていい
全身を洗わなくても、汚れる場所だけ洗うという選択があります。
- 足だけ
- お尻まわりだけ
- 泥がついたところだけ
シニアで体力が落ちてきた子は、全身のシャンプーが負担になります。部分洗いと、蒸しタオルで拭くだけでも十分なことがあります。
サロンに頼むとき
トリミングサロンにお願いする場合も、伝えておくことがあります。
- 皮膚の治療中か、薬用シャンプーの指示があるか
- 苦手な場所、触られたくないところ
- 持病、シニアで体力が落ちていること
- 前回いつ洗ったか
とくに高齢の子は、長時間の拘束が負担になります。時間を短くしてもらえないか相談する価値があります。
洗ったあとを、見ておく
最後に。
シャンプーのあとに、かゆみが出ることがあります。製品が合っていないのか、乾かし方なのか、頻度なのか。
「洗った日」と「かゆがった日」が両方残っていると、関係があるかどうかが分かります。
そして、季節でも変わります。冬は乾燥するぶん、間隔を空けるほうが合うことが多い。去年の記録があると、判断が早くなります。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はひとこと日記に「シャンプー」と残せます。洗ったあとにかゆみが出たかどうかが並ぶと、頻度や製品が合っているかが見えてきます。