診察のあと、車の中で書いておくこと
帰り道の5分で忘れます。家に着くころには、薬の名前すら曖昧になっています。
診察室では、ちゃんと分かったつもりでいます。
そして帰り道で、半分忘れます。家に着くころには「えっと、何ていう薬だっけ」になっている。
これは記憶力の問題ではありません。緊張していた直後に、大量の情報を受け取っているからです。
駐車場で、5分だけ
うちがやっているのは、エンジンをかける前に書くことです。
家に着いてからでは遅い。途中で別のことを考えた時点で、消えます。
書くのは、多くありません。
書くこと
- 日付と、病院名
- 何をしたか(検査、処置、注射)
- 言われた診断名、または「疑い」の段階なのか
- 薬:名前・量・回数・いつまで
- 次に来る日、または来る条件
- 家で気をつけること
- かかった費用
「疑いなのか、確定なのか」は、意外と大事です。あとから混ざります。「そう言われた」と思っていたことが、実は「その可能性もある」だったりします。
いちばん残すべきは、最後の一言
診察の最後に、たいてい先生はこう言います。
「様子を見て、こうなったらまた来てください」
この条件が、いちばん重要です。そしていちばん忘れます。
- 何が起きたら、すぐ来るのか
- 何日で改善しなかったら、来るのか
- 逆に、どうなったら通院を終えていいのか
ここを覚えていないと、次に迷ったとき、また最初から悩むことになります。
分からなかったことも、書く
その場で聞けなかったこと、聞いたけど分からなかったこと。これも書いておいてください。
- 「あの検査は何を見ているのか、結局分からなかった」
- 「この薬は、いつまで続くのか聞きそびれた」
次の診察で聞けます。書いていないと、次も同じところで詰まります。
薬の袋は、写真を撮る
薬の名前は、カタカナで長く、似たものが多い。メモに書き写すと間違えます。
袋か説明書を1枚撮っておく。これが確実です。
そして夜間救急にかかるときに、この写真が効きます。「白い錠剤を飲んでいます」では通じません。
検査結果は、その場でもらえるか聞く
血液検査の結果表は、もらえることが多いです。
もらったら、写真を撮ってください。紙は失くします。
そしてこれが、次の年と比べる材料になります。正常範囲は広く取られているので、その子にとっての普通が分かっていないと読めません。
帰ってからの数日も、残す
診察当日で終わりではありません。
- 薬を始めた日
- 症状が変わった日
- 副作用らしきものが出た日
- 元に戻った日
次の診察で「効いていましたか」と聞かれます。そのとき、「たぶん効いていたと思います」と「2週間目から咳が週3回から週1回になりました」では、その後の判断がまるで変わります。
家族に共有する
診察に行けるのは、たいてい家族のひとりです。
書いたものをそのまま共有できると、伝える手間がなくなります。そして「そう言われた気がする」という伝聞が消えます。
薬の時間や、気をつけることは、世話をする全員が知っている必要があります。
5分が、次の診察を短くする
診察時間は限られています。
前回の経過を思い出すのに3分使うのか、最初から本題に入れるのか。この差は、5分のメモで決まります。
そしてその5分は、駐車場でしか取れません。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は通院の記録に病院名・診断・処方された薬を残せます。あとから履歴として並ぶので、「前回いつ、何と言われたか」をすぐ出せます。