毎日ぜんぶ書かなくていい。残すのは3つだけ
全項目を埋めようとした人から、順に脱落していきます。優先順位をつけるほうが、結局長く残ります。
記録を始めた人が、最初の1か月でやることは、だいたい同じです。全部埋めようとします。
ごはん、うんち、おしっこ、散歩、様子、体重、写真。きれいに並んだ画面は気持ちがいい。そして、2週間ほどで途切れます。
埋めようとすると、続きません
うちも1匹目のとき、紙のノートに毎日びっしり書いていました。3か月で白紙になりました。
理由ははっきりしていて、忙しい日に書けなかったからです。そして一度空白ができると、「ちゃんとやれていない」という気持ちになって、そのまま開かなくなります。
完璧を目指した記録は、完璧でなくなった瞬間に終わります。
優先順位をつける
全部が同じ価値ではありません。あとで効くものから順に並べると、こうなります。
- ① 気になったこと
- ② 排泄
- ③ 体重
この3つが残っていれば、たいていの場面で足ります。ほかは、余裕のある日に押せばいい。
① 気になったことが、いちばん強い
「いつもと違う」と思った日を残す。これが最優先です。
理由は単純で、あとから絶対に思い出せないからです。ごはんを食べたかどうかは想像がつきますが、「先月、咳をした日があったかどうか」は誰も覚えていません。
そして診察室で聞かれるのは、まさにそこです。「いつからですか」
一行でいい。「咳を1回」「左後ろ足を気にしている」「いつもより寝ている」。これが半年後の自分を助けます。
② 排泄は、1タップで積み上がる
うんちとおしっこは、数と状態が変化を映しやすいものです。そして、押すだけで数になります。
数えようとしなくていい。したときに1回押す。夜には「今日は5回」になっています。
何かあったときに、いちばん最初に聞かれる情報でもあります。
③ 体重は、月に1回でいい
数字で残るぶん、比較が確実です。そして毎日測る必要はありません。
月に1回。日にちを決めておくと迷いません。それだけで、半年後に折れ線になります。
書かなくていいもの
逆に、無理に書かなくていいものもあります。
- 毎日同じ数字(ごはんのグラムなど)。手間のわりに、分かることが増えません
- 解釈(「たぶん疲れたから」)。あとで読むと、事実と混ざって判読しにくくなります
- 抜けた日を、あとから埋める。思い出して書いた記憶は、あいまいなぶん精度が落ちます
記録は、書く量ではなく、続いた長さで価値が決まります。
空白の日も、記録のうち
空欄があると「ちゃんとできていない」と感じますが、そんなことはありません。
半年ぶんの記録に、押した日と押さなかった日が混ざっている。それでも、押した日の情報は全部残っています。
そして「いつも通り」が並んでいる期間は、それ自体が基準線になります。何かあったときに、比べる相手になるのはそこです。
3日空いても、戻ってきていい
いちばん伝えたいのはここです。
途切れたあとに戻れるかどうかが、長く続くかどうかを決めます。埋めようとせず、その日からまた押せばいい。
記録が完璧である必要は、どこにもありません。必要なのは、半年後に見返せるものが残っていることだけです。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は項目を埋めなくても保存できます。ごはん・うんち・おしっこ・散歩は+を押すだけ。空欄の日があっても、記録としての価値は残ります。