混合ワクチンの回数と時期は、どう決まっているのか
何種を、何回、いつ。病院によって言うことが違うことがあります。その違いには理由があります。
混合ワクチンは、狂犬病予防注射とは別のものです。狂犬病は法律で義務ですが、混合ワクチンは任意。それでも、ほとんどの飼い主が打っています。
ただ、病院によって「5種で十分」「8種を勧めます」と言うことが違うことがあります。はじめてだと戸惑うところです。
種類の数は、住んでいる場所で変わる
ざっくり言うと、こういう構造です。
- どの子にも勧められるもの(ジステンパー、パルボなど)は、何種を選んでも必ず入っています
- 種類が増えるぶんは、レプトスピラなど、その土地の環境によってリスクが変わる病気です
レプトスピラはネズミの尿などから感染するもので、山や川に行く子、農村部で暮らす子ではリスクが上がります。逆に都市部のマンションで暮らしていて外遊びが少ないなら、必要性は下がります。
「何種がいいですか」ではなく、「うちはこういう暮らし方です」と伝えるほうが、答えが返ってきます。散歩コースに川があるか、キャンプに連れていくか、実家が農家か。そこまで話すと、病院側も判断できます。
子犬のときだけ、回数が多い
生まれたばかりの子犬は、母犬からもらった免疫を持っています。この免疫はワクチンの効きを邪魔する性質があるのですが、いつ消えるかは子によって違います。
だから、消えるタイミングを狙って複数回打つことになります。一般的には生後2か月ごろから、数週間おきに2〜3回。この回数は「念のため」ではなく、どこかで確実に当てるための設計です。
最後の1回が終わるまでは、免疫が完成していません。散歩デビューの時期がここに縛られるのは、そのためです。
大人になってからの間隔
以前は「毎年1回」が当たり前でしたが、いまは3年に1回という考え方もあります。抗体がどのくらい残っているかを血液検査で調べて、必要なら打つ、という進め方をする病院も増えました。
どちらが正しいという話ではなく、病院の方針と、その子の状態で決まります。ペットホテルやトリミングサロンが「1年以内の証明書」を求めることもあるので、よく使う施設の条件も含めて相談してください。
打ったあと、半日は見ておく
副反応が出るとしたら、多くはその日のうちです。顔の腫れ、じんましん、ぐったりする、吐く。
だから、打つのは午前中がいいと教わりました。夕方に打って、夜中に何かあると病院が開いていません。うちは4匹ともずっと午前中にしています。
打ったあとに散歩やシャンプーをしないほうがいいとされるのも、変化に気づきにくくなるからです。
証明書は、意外と使う
接種証明書は、ペットホテル、ドッグラン、トリミング、引っ越し先の病院で求められます。紙のまま持っていると、必ずどこかで見つからなくなります。
受け取ったその場で写真を撮っておく。打った日と種類だけでも残しておくと、1年後に自分を助けます。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary はワクチンの種類と接種日を残して、次回の予定日を自動で出します。前日と当日にお知らせするので、1年後に「いつだったか」を探さずに済みます。