引っ越したときに、犬まわりで必要になる届け出
人の転入届は忘れませんが、犬の分は抜けます。しかも、直す場所が3つあります。
引っ越しの荷ほどきが終わったころに、ふと思い出すのがこれです。犬の届け出をしていない。
人の転入届は誰でも出すのに、犬のほうは案内が来ないので抜けます。しかも、直す場所は1か所ではありません。
直す場所は、3つあります
- 市区町村の犬の登録(狂犬病予防法)
- マイクロチップの登録情報
- ペット保険の住所(入っていれば)
このうち、法律で決まっているのは最初の2つです。
市区町村の登録は、転入先に出す
引っ越し先の市区町村に届け出ると、新しい鑑札に交換されます。手数料はかからないことがほとんどです。
持っていくのはいまの鑑札です。これを返して、新しいものを受け取る形になります。
転出元への連絡は不要な自治体が多いのですが、これも地域差があります。転入先の窓口で「前の市には何かいりますか」と一言聞いておくと確実です。
同じ市区町村の中で引っ越した場合も、住所変更の届け出が要ります。ここはよく抜けます。
狂犬病注射の案内は、届け出をしないと来ない
これが実害として大きいところです。
毎年春に届く注射の案内は、登録されている住所に送られます。引っ越しの届け出をしていないと、前の住所に送られて、そのまま消えます。
「今年は案内が来なかったな」で1年飛ばしてしまうのが、いちばんありがちな失敗です。
マイクロチップは、自分で直す
こちらは窓口ではなく、環境省のデータベースをオンラインで直します。
住所と電話番号を変更登録します。登録証明書に書かれている暗証記号が必要なので、引っ越しの荷物にまぎれさせないでください。
マイクロチップの情報が古いままだと、保護されたときに連絡がつきません。入れてあること自体は何の保証にもなりません。
かかりつけの引き継ぎも、忘れずに
手続きではありませんが、実務としてはこれがいちばん大事かもしれません。
新しい土地の病院は、その子の過去を何も知りません。
- 過去の病気と手術の記録
- 飲んでいる薬
- アレルギーや、体質的に注意していること
- ワクチンと予防の履歴
転院先に渡せる形で持っていくと、最初の診察がまるで違います。前の病院に頼めば、紹介状や検査結果のコピーを出してもらえることがあります。引っ越す前に頼んでおいてください。
犬にとっては、引っ越しがいちばんこたえる
手続きの話をしてきましたが、実際にいちばん影響が大きいのは犬自身のストレスです。
匂いも音も、散歩コースも全部変わります。うちは引っ越しのあと、2週間ほど食が細くなりました。
このときに記録があると、「環境のせいか、体調のせいか」を判断する材料になります。引っ越し前の1か月の記録が、そのまま比べる相手になります。
ⓘ 一般的な情報の提供であり、診断や治療の助言ではありません。気になる症状があるときは、記録を持ってかかりつけの獣医師にご相談ください。
Wandary は登録や予防の状況を、その子ごとに持ちます。引っ越しのあとに何を済ませて何が残っているかを、書類を探さずに確認できます。